今回は公開一か月経った、イオンシネマで鑑賞した映画「F1/エフワン」についての感想評価です。(※一部ネタバレあります)
ベテランドライバーのF1復帰を軸に、白熱のレースアクションとヒューマンドラマが融合したエンタメ大作です。
ブラッド・ピットと「トップガン・マーベリック」のジョセフ・コシンスキー監督のタッグが化学反応をバチバチに起こします。

(C)2025 WARNER BROS. ENT.
あらすじ
事故によりF1から撤退していたベテランドライバーのソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)は、オーナーであり旧知の友人・ルーベン(バビエル・バムデム)に誘われF1に復帰する。
ルーベンのチームは才能あふれるルーキーのジョシュア・ピアス(ダムソン・イドリス)を中心とした落ちこぼれのチームAPXだった。
ポイント①:テンション上がりっぱなしの序盤
いきなりオープニング、ソニーが参加している24時間耐久レースの臨場感、マシンの躍動、「レッド・ツェッペリン」の高揚感のある音楽が鳴り響き、一気に映画の世界に連れて行ってくれる。
この時点で、テンションは最高潮。この映画見に来て良かったと思えるので、つかみは最高です。
また、レースシーンでの「クイーン」など、1970~80年代ロックと今の時代の音楽が合わさり、ソニーの魂を代弁するような震える音楽が印象的。
ポイント②:どん底からのスタート
主人公ソニーが参加するチームAPXは弱小最下位で、主力ドライバーも才能あるがまだ未熟で若い、自信だけはあるジョシュア、マシンも他より遅く、整備部門もどこか頼りない。成績次第ではチームの解散に瀕するような切迫した状態だ。
ここに癖の強い、自分の生き方を貫いてきた問題児のソニーがめちゃくちゃに・・・
ストーリーの王道展開ですが、ブラッド・ピッドがこの癖の強い、ギャンブル好き、走り好きの人間性溢れるソニーを演じることで、映画全体にその凄い振動のソニー魂が込められる。
ポイント③:ブラッド・ピッド演じるソニー
斬新、狡猾なレース方法や、チームと人間関係を通してソニーの人間性を深く描いているのが、本作の特徴の大きな点。
わざとマシンを破損して、全体を遅らせたり、先頭の前で進路を邪魔したり、破天荒な運転技術を見せつける。
なんでもやるという気持ちの強さにこの一瞬、レースへのこだわり、そこから見える生き方にソニーの魅力を感じる。
またそのプレイスタイルに反する、地道なトレーニングや、未熟なジョシュアを導こうという姿勢や、「レーサーにはファンや報道は雑音だ」という言葉が響く。
まとめ:ソニーの魂の振動
本作「F1/エフワン」は主人公ソニーの生き方を破天荒なレースを通してダイナミックに捉えたアクションヒューマンドラマ。
APXメンバーやジョシュアに伝わっていくソニーの魂の振動を強く感じて心地いい。
すべてを劇場で見せることはないが、何故ソニーが車中生活になったのか?一つの場所に安住しないのかなどソニーの内面を深く感じ取れる。
もちろん、レースの臨場感は最高レベルで、ソニーの視点から思いっきりマシンの振動を感じるレースアクションがエンタメとしてトップクラス。
今のブラッド・ピットだから演じられる、常に挑戦し、セオリーを嫌う、破天荒で武骨な生き様がかっこいい。
ラストシーンも最高で、カタルシスがあり、満足感よく映画館を出れる作品。
作品情報
監督 ジョセフ・コシンスキー
公開年 2025年
制作国 アメリカ
時間 155分
出演 ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドンほか