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🎬2025年上半期 映画館で観て良かった映画ランキング【個人ベスト5+番外編】

 

今回は特別版特集編。2025年も気づけば折り返し地点。
上半期だけでも数多くの映画を映画館で鑑賞しましたが、その中でも「観てよかった」と心から思えた作品を、ランキング形式で振り返ってみます。

 

※年間ランキングは12月に予定していますが、今回は上半期に観た中でも**“感情が大きく動いた”映画5本+番外編2本**を厳選しました。

※あくまで個人的な視点・感情を大切にしたランキングです。
ネタバレは最小限にとどめています。

 

選出の基準は、

    ・筆者が2025年上半期に映画館で鑑賞。

 ・ストーリーの完成度だけではなく、映像や演出、演技で心が動いたか

 ・観終わった後の余韻、記憶に残るか、他の人に薦めたいと思うか

 

それでは2025年上半期の心に残った映画を紹介していきます。

 

 

🥇1位:『ANORA/アノーラ』

  • 作品情報アメリカ|監督:ショーン・ベイカー|主演:マイキー・マディソン

  • 感想
    アカデミー賞5冠も納得の傑作。主人公アノーラの人間味あふれるキャラクターに心を奪われた。愛とは何かという物語だと強く感じる。
    中盤以降の緩急ある面白い展開と、アノーラの揺れる心情に自然と引き込まれる。ラストシーンのアノーラの愛を思う余韻の深さは2025年前半随一だった

  • 印象的な要素:人間ドラマ × 社会的テーマ × 見事な締め方

 


 

🥈2位:『名もなき者/A Complete Unknown』

   

 


 

 

 

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🎬番外編①:『セプテンバー5』

  • 作品情報アメリカ|監督:ティム・フェールバウム|主演:ピーター・サウスガード、ジョン・マガロ

  • 感想
    1972年のミュンヘンオリンピックで実際に起きた人質テロ事件を題材に、スタジオ内部という限られた空間のみで極限の緊張感を描いた異色のサスペンス
    カメラは終始“中継ブース”や“放送現場”に留まり、事件そのものを映さないにもかかわらず、
    スタッフたちの混乱やハプニングを通して、観客はまるで現場にいるかのような没入感を味わえる。
    映さないことで、逆に“恐怖”を際立たせた異色の演出が印象的

  • 印象的な要素:静かなサスペンス/臨場感/映さない恐怖

 

セプテンバー 5

セプテンバー 5

  • Peter Sarsgaard
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🎬番外編②:『ブルータリスト』

  • 作品情報アメリカ・イギリス|監督:ブラディ・コーベット|主演:エイドリアン・ブロディ

  • 感想
    ホロコーストを生き延びたユダヤ人建築家ラースロ・トートの人生を描いた、芸術と内面の葛藤が交錯する重厚なヒューマンドラマ
    アメリカ移住後、異文化の中で静かに苦悩するラースロの姿が、エイドリアン・ブロディの繊細な演技によって深く掘り下げられる。
    中でも礼拝堂の建築シーンは、まるで美術館にいるような荘厳さを感じさせる圧巻の映像美だった。

  • 印象的な要素:芸術と苦悩/建築美/静かに胸を打つ演技

 

 

🎬まとめ:心を動かすのは“ジャンル”ではなく“感情”

 

振り返ってみると、アクション、ヒューマンドラマ、音楽映画、異色のサスペンスまでジャンルはバラバラ。
それでも選んだ作品すべてに共通するのは、「心を動かされた」という一点です。

映画館で号泣した日、誰かと観に行った日、静かに感情を揺さぶられたあの夜も──
スクリーンの前で、自分の感情と向き合えた映画体験は、きっと2025年の記憶になる。

 

そして、まだまだ下半期にも名作との出会いが待っているはず。(たぶん)
皆さんにとっての「2025年上半期ベスト映画」は何でしたか?

ぜひコメントなどで教えてください。

 

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