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映画「ブリジットジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」感想

今回はイオンシネマで鑑賞した映画「ブリジットジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」についてのポイントと感想・評価について書いています。ネタバレもあるので注意してください。

 

 

9年前の前作からの第四弾となる新作で、ブリジットは50代になっています。

やっぱり新作は観たい!ということで映画館に行きました。

 

主役はもちろん続投で、レネー・ゼルウィガー

 

 

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あらすじ

 

50代となり、四年前に夫のマークを亡くしたブリジット・ジョーンズ。

 

悲しみに暮れ二人の子どもを一人で育てるが、友達が勝手にマッチングアプリに登録したことがきっかけで29歳のロクスターと付き合うことになる。

 

大きくブリジットの感情が揺れる中、再び彼女の人生が動き出す。

 

ポイント①:最高の50代の生き方?

 

序盤、最愛の夫であるマーク・ダーシー(コリン・ファース)を失ったため、今までの映画の中で一番どん底から始まる。

 

子育ても一人で大変。それでも人生を謳歌するのが、ブリジットの良さ。

20歳以上も年が離れているロクスターと全力で恋愛に走るブリジットが微笑ましい。

 

恋に対する悩みも、生き方も若い時から変わっていない感じがして、笑ってしまう。

 

 

本作のブリジットも人生を全力で楽しむという最初からのテーマがあり、見ていて生きる気力が湧く一作となっている。(でも、マークがいないのは悲しい・・・)

 

ポイント②:マークとダニエルの三角関係の終焉

 

ドタバタ恋の三角関係を続けてきた?マークとダニエル(ヒュー・グラント)の関係だが、マークがいなくなることで喧嘩が見れないのはすごい寂しい。

 

いつもの殴り合いも観れない。

ダニエルも病気ということで、出番も少なめだが、ブリジットとの絆を感じられてほっこりする。

 

いままでの三作はブリジットとマークが最高のコンビで映画を作る雰囲気の核だったので、本作は違う映画に見えるくらいだった。

 

まとめ

 

本作「ブリジットジョーンズの日記 サイテー最高な私の今」は名作の続編として雰囲気が最高で、笑えて人生について考えさせられるドラマも感じさせる作品。

 

新キャラのロクスターや息子の先生のウォーラカー先生のキャラクターも新鮮さと独特な感じがあって良かった。

 

もちろん、ブリジットのお騒がせの友達たちや、両親など懐かしい人物たちも沢山出ているのでブリジットファンとしてはとても嬉しい。

 

マークはいないが、息子ビリーにその精神は受け継がれている。

ビリーの歌うシーンや、マークの象徴であるトナカイのセーターを見ていると、自然と温かい感情が胸に溢れる。

 

特に後半、この映画特有のどんな時も漂うコメディ感が少なくなる。

 

その分、マークへの愛情や、ビリーやブリジットにしっかりとマークという存在が残っているという気持ちに浸ることができ、いい意味で今までと違う作品となっている。

 

マークの不在感をこれでもかと出しての後半の使い方が上手く、マークのための映画と言ってもいいぐらい。

 

また、今までの名シーンを彷彿させるところもいくつかあり、1~3作のリスペクトを十分感じさせる。

 

続編だけど、最悪一作目だけ見ていれば、この新作を楽しめると思う。軽い下ネタは今回も多いけど、家族でも笑えて楽しめるはず。

 

監督  マイケル・モリス

公開  2025年

制作国 フランス、イギリス、アメリ

時間  125分

出演  レネー・ゼルウィガー

    ヒュー・グラント

    キウェテル・イジョフォー

    レオ・ウッドール

    コリン・ファース など