今回はNetflixで視聴した2025年のフィンランド映画「リトル・シベリア」についてのあらすじとポイントと感想・評価について書いています。ネタバレもしているので注意を。
ジャンルはコメディですが、サスペンスとアクションの要素が大きい。
隕石という奇跡が巻き起こす摩訶不思議なコメディサスペンス意外と楽しめました。
あらすじ
フィンランドの小さな町に隕石が落下し、町は観光資源として活用しようと躍起になっている。
町の神父・ヨエルは隕石の見張りを頼まれ引き受ける。しかし、強盗団が現れ、ヨエルの生活は一変する。
ポイント①:隕石を狙うのは誰なのか?
ヨエルの警備中に強盗団が出現。爆発が起こり、犯人一人が死亡するというショックな事件が発生する。
さらにヨエルが道を歩いている時に男・ミッキスに銃を突き付けられ、隕石を奪う助けをするように脅される。
途中、もみくちゃになり、ミッキスに銃弾が当たりヨエルは逃げる。そこに謎の大男が現れ、再びヨエルが襲われる。
結構な緊張感となんか不思議な雰囲気が合わさり、引き寄せられる。
誰が犯人なのか多くの思惑が重なり事件は複雑になる(なんとなくお前が犯人だろってわかるけど)
正直、笑わせようっていうシーンはない。ゆっくりなテンポ、何回も鳴る変な音楽が全体を不思議な神秘感に包み、奇跡とカオスを作る。
ポイント②:奇跡
ヨエルの生殖能力がほとんどないという結果が病院から聞かされる。
その結果を受けながら、妻が妊娠するためヨエルは不倫を疑うのだった。
奇跡が重なり、妊娠や隕石は神が作った偶然なのか?
最後、妻が誘拐され苦境に立ったヨエルが経験する重なった奇跡がこの映画のテーマを映し出す。
まとめ
本作「リトル・シベリア」は奇跡をテーマとした緊張感と不思議さが合わさるコメディサスペンス映画。
中々、他の映画と感じが違うので面白かった。(緊張の場面でもなんか不思議な気持ちになったり)
あと、フィンランドは移動に小さいソリ使うのかとか、隕石で日本人を観光に呼ぼうとするのかーとかフィンランドの暮らしの勉強にはなったような気がする。
そもそもフィンランドの映画をほとんど見ないのでこんな感じなんだって新鮮だった。
あと主人公の神父が奇跡に振り回されるっていう設定はなんだが笑える(ってことはコメディなのかもしれない)
本作はNetflixの限定配信。映画好きは他の映画との違いを楽しめるはず。でも変な映画。
監督 ドメ・カルコスキ
公開 2025年
制作国 フィンランド
時間 105分
出演 エーロ・リタラ など