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映画「愛を耕す人」感想~マッツ絶賛作品~

イオンシネマで2月14日に観た映画レビュー。映画「愛を耕す人」のポイントと感想・評価を書いています。ネタバレもあるので注意してください。

 

デンマークで退役した軍人が荒地を開拓するストーリー。

マッツ・ミケルセン主演。おすすめの感動のヒューマンドラマ。

 

あらすじ

 

18世紀のデンマーク。退役軍人のルドヴィ・ケーレン(マッツ・ミケルセン)は貴族の称号を得ようとして、荒地を開拓しようとする。

 

しかし、地元の有力者・シンケル(シモン・ベンネビヤウ)が邪魔者を排除しようと企む。

 

ポイント① マッツ・ミケルセンのケーレン

 

ケーレンは基本、感情を表に出さない。

 

序盤、喜んでも口角が微妙に上がるだけとか、悲しんでも少し下を向いて悲しい目をするだけなど、徹底して抑えている。

 

微妙に漏れ出す感情が逆に見る人に大きな気持ちを感じさせる。

さらに中盤以降からこの感情の表し方が変わってくる点も注目ポイント

 

渋い、人柄がにじみ出るこの役をマッツ・ミケルセンがかなり奥底まで表現していた。

 

ポイント② 三人の暮らし

 

中盤、シンケルから逃げ出したアン・バーバラ、家族から捨てられた少女アンマイ・ムス、そしてケーレンの家族をなくした三人の暮らしが広がる。

(あと牧師さんもたまにいる)

 

開拓地のジャガイモの育成、シンケルの陰湿な嫌がらせなど、三人は多くの困難にぶち当たりながら暮らすにつれて家族のような絆が生まれる。

 

その絆が絶たれそうになる時、ケーレンの人間性が大きく大地に試されているようなストーリーだと思った。

 

まとめ

 

本作は荒野の開拓を通して、ケーレンの愛が試される感動必至のドラマ映画。

大地に愛が降り注ぐような筆者おすすめの一作。

 

本作を見た人はマッツ・ミケルセンの渋さに男女問わずメロメロになるかも?(マッツ!マッツ!)

 

ラストのここまで来るかという展開には衝撃を受ける。最後は普通に泣いてました。

 

 

監督  ニコライ・アーセル

公開  2025年

制作国 デンマーク、ドイツ、スウェーデン

時間  127分

出演  マッツ・ミケルセン など