イオンシネマで鑑賞した、ドラマ映画「雪の花ーともに在りてー」のポイントと感想・評価について書いています。ネタバレもあるので注意してください。
キャストが松坂桃李、芳根京子、役所広司と演技派が揃っていて興味があって見ました。
江戸時代の町医者が天然痘治療のために戦う時代劇。
あらすじ
江戸時代末期、福井藩の町医者・笠井良策(松坂桃李)は天然痘の治療が全くできず、病人を隔離するだけしかできない現状を嘆いていた。
異国の治療法があると聞き、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に弟子入り。
そして天然痘にかかった牛の膿(牛痘)を体に入れることにより、子どもの予防ができることを知り、牛痘の入手に向け、努力を重ねていく・・・
ポイント① 必ずことを成し遂げるという覚悟
良策は牛痘入手に向むけて藩への直談判や、私財を投げうっての町民への治療など、常人ならあり得ない程、天然痘予防ために奮闘。
私利私欲なく、すべてを賭けて誠実に他者のために動く良策を見て、こういう先人の思いがあって今があるのだなとしみじみ思う場面が多い。
(筆者は自分勝手な行動多いので良作に見習いたいです・・・・)
ポイント② 松坂桃李など主役メンバー
良策を演じた松坂桃李ですが、その誠実さ、強い意志を静かに感じさせる人柄がハマっていました。
あんまり、20、30代で代わりになる俳優が思い浮かばないくらい適役。
そして良策を支える、妻・千穂役の芳根京子も気丈で芯の強い役で魅力がある演技。
金策などで、良策を陰ながら支える優しさと、太鼓を叩く場面でのパフォーマンスが抜群だった。
まとめ
本作は良策の町民への献身的な思いと、貫く覚悟を深く描いた時代劇。
良策の信念がスクリーンに溢れている。
そして松坂桃李と芳根京子の支え合う夫婦の姿を鑑賞して欲しいなと。
こういうしっかりと人物を映した映画だと主演の演技で駄作にも良作にも変わるけど、今回は良作です!
監督 小泉堯史
公開 2025年
制作国 日本
時間 117分
出演 松坂桃李
芳根京子など