映画のある世界で

人生に迷った時は映画を…いつも迷ってるかも

映画「正体」感想~横浜流星の役に思いっきり感情移入する映画~

殺人事件を起こした死刑囚が逃げ出すというサスペンスドラマ。横浜流星主演。ちなみに筆者は「きみの瞳が問いかけている」の横浜流星の演技が好きです。

監督は「新聞記者」、「余命10年」の藤井道人監督。

 

予告で良さそうだったので、今週イオンシネマで観ました。ネタバレも多少あります。

引用元:映画「正体」公式サイトより


あらすじ

殺人容疑で逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)は、拘置所からの脱走を決行する。変装し、追っ手をかわしながら潜伏先で様々な人々と出会う中で、彼の中に次第に複雑な感情が芽生えていく。一方、鏑木を追う刑事(山田孝之)は、鏑木と会った人物それぞれから話を聞いていき、彼を追う。鏑木が命を懸けて逃げ続ける本当の目的とは――。

映画『正体』公式サイト|11.29(Fri) 全国公開

感想とまとめ

ストーリーはぶっちゃけ鏑木の優しさが随所に出ていて、本当に殺人犯なの?ってところです。冤罪じゃない??っていう。観客はそう思うところです。あまりにもそこに誘導し過ぎて、怪しいぐらいです。

 

鏑木の多くの変装での姿により、いろんな面からの彼の人間性が現れその「正体」に迫ります。

 

警察が無能過ぎたり、他にも映画で限られた尺やし、つっこみどころ多々あります。そこはあえて深く考えず感情移入を第一にしたらより楽しめるかと。

 

そして横浜流星の演技。昔は「イケメン俳優枠」でしょ!となめてました。

ですが、鏑木の人間の良さ、孤独感を完全に表現できていました。鏑木本人みたいに。いい俳優になりました!(何故か上から目線・・・・)

 

山田孝之の演技も渋い・・・無表情の中でも少しの表情、仕草で的確に刑事の気持ちを出す。横浜流星の情熱的な演技と対照的で、「静」演技で作品に厚み。

 

とにかく、映画への没入感を大切にしてください。感情に訴える力は抜群。映画館で泣いている人もいたし、筆者も感動。あと、ヨルシカの主題歌が映画の余韻を優しく包みます。エンドロールをぼーっと魂抜けた感じで見てました。

 

ちょいグロシーンもあるし注意。あと吉岡里帆もいい役!若手俳優もいい!この映画の正体、感じてください。

今回はこのへんで。ありがとうございました。


www.youtube.com

 

監督   藤井道人

公開年  2024

制作国  日本

主演   横浜流星

     山田孝之  など