「ルックバック」感想
11月8日からAmazonプライムの独占配信みたいな今作の感想。
ずっと映画館で見たいなーと思いつつ、時間が経ち、そうしているうち上映が終わっていました・・・・なので、配信されてすぐ視聴したので、その流れで今回感想もすぐ書いております。
原作は「チェンソーマン」の藤本たつきの長編読み切りより。監督は押山清高。出演は河合優実、吉田美月喜。上映時間は58分と短め。
あらすじ
小学4年生の藤野は漫画を書くのが上手く、学年新聞で4コマ漫画をのせていた。
漫画の上手さを自慢としていたが、ある日の学年新聞に、京本という同じ学年の不登校の生徒の4コマ漫画を学年新聞の藤野の横に掲載することになる。
その京本の絵が藤野とは段違いに上手く、他の生徒にも称賛されていることにショックを受け、藤野は必死に絵の勉強に励む。しかし、とうとう6年生の時に挫折してしまい、学年新聞の4コマや絵の練習をやめてしまう。
感想など
序盤の藤本の絵に対する努力は誰にもわかってもらえないことが続きます。
しかし、藤野は京本と仲良くなり理解者を得ます。そして一緒に漫画を書くようになる中で彼女たちの夢や成長、友情は今作のテーマの中心ではありますね。自信家の藤野と臆病な京本は中々いいコンビです。
また、今作では苦しい事件も起こります。それが現実の事件に似ていて観客によりリアリティを感じさせる。
そのあとの演出、設定もいいものがあり、観てよかったなと思いました。漫画みたいな創作物がどんなに人に影響を与えるかというのも作者は我々に問いかけます。そのテーマも是非映画を見て感じとって欲しいですね。
あと、やっぱり人物の表情の細かな変化や、歩き方、その時の音楽などがめっちゃ上手いなと思いました。そこが感情移入しやすかったです。
この作品も最初は少なめの上映館数から増える形でヒットし、興行収入20億を超えました。
最近はSNSなどで評判が広がることも多く、このような「良作」が興行収入という評価につながりやすいのかなと思います。この流れは続いて欲しいですね。
現在(2024年11月)、Amazonプライムで独占配信中。
監督 押山清高
出演 河合優実
吉田美月喜 など
時間 58分
制作国 日本