ジョーカーの証明
先週映画館でみた感想です。筆者はこの映画をめっちゃ楽しみにしていました。
2019年の映画「ジョーカー」の続編。前作は主人公アーサーが、孤独と困難の中でジョーカーとして犯罪を犯す変化を描いています。実際に犯罪が起きるなど、実生活に影響が及ぶような社会現象となる作品となりましたね。
前作は社会の不満とあまりにもマッチし過ぎたため、ここまでの熱狂になったのかなと思っています。
そして五年たった続編。監督トッド・フィリップスの続投、主役も同じくホアキン・フェニックス。ハーレイ・クイーン役でレディー・ガガが今作から参加しています。
前作から舞台は二年後、アーサーはアーサーはアーカム州立病院の患者となり、殺人の容疑で裁判にかけられます。主な焦点はアーサーはジョーカーという二重人格であるか、そして精神障害として無罪か有罪か。
今作を見て、昔の映画「三十四丁目の奇蹟」を思い出しました。主人公が自分をサンタクロースだと主張し、裁判で争うストーリーですが、今回はアーサーと別人格のジョーカーが存在するかという話です。精神が正常かどうかを確認するところも少し似ています。
ですが、人々からのジョーカーとサンタクロースのイメージは全く違います。ジョーカーは破滅の象徴、サンタクロースは夢の象徴。監督はそのジョーカーが存在するのかということを観客に問いかけているのかなーと感じました。
まとめ
酷評の嵐の今作、確かに物足りなさは感じましたが、退屈ではなかった。前作と異なる挑戦、トッド・フィリップスはワーナーにとってのジョーカーなのか???前作は見てないとさすがに理解できないです。酷評の嵐なので、見る人はやっぱり選ぶ作品?
ポイント3つ
①ホアキン・フェニックス、レディー・ガガの怪演
➁ミュージカルでないミュージカルシーン
➂破滅的な世界観
監督 トッド・フィリップス
国 アメリカ
時間 138分
公開 2024年
出演 ホアキン・フェニックス
レディー・ガガ など