映画のある世界で

人生に迷った時は映画を…いつも迷ってるかも

ゴヤの名画と優しい泥棒 感想

 

引用:映画.comより

Amazonプライムで視聴しました。予告を見たらいい作品やとわかる感じでしたね。

 

1961年、イギリス。60歳のケンプトン・バントンは、貧困の老人のためにBBC受信料の無料化の運動を熱心に行っていた。ある日、ケンプトンと息子ジャッキーはゴヤ作の「ウェリントン公爵」を家へ持ち帰り、隠す。

 

ケンプトンの意見としては、絵画に金を使うなら、老人の受信料無料化にもお金を使えるだろうみたいな意見である。日本のNHKもそうだが、支出をぎりぎりに抑えている人にとっては受信料は大変なものであろう(2000年からBBCは75歳以上がBBCの全額負担、NHKも現在75歳以上は全額免除で、補填は政府の福祉予算らしい)

 

どうやらこの話は実話らしいし、1961年にここまで貧困の老人のために戦えるのはすごいことだなと単純に思った。そういう心を持った人が現代でも一人でも多くいれば、いい社会になるだろうなと思った。(ケンプトンの性格はちょっとめんどくさいけどね笑)

 

すごいハートフルでユーモアがある、素晴らしい作品になっています。そういう作品が好きな方は是非視聴ください。AmazonプライムやHULUで配信中。

 

ポイント3つです。

 

①主人公ケンプトン・バントンのユーモアと人間性

作品のすべてにケンプトンの人柄が表れ、言葉の中にユーモアや知性が見られ飽きません。主役ジム・ブロードベントの演技が光ります。

 

➁高額の絵画を隠しているというワクワク感

まあ犯罪ですが、暗くなる感じはないです。ちょっとワクワクしました。

 

ロジャー・ミッシェル監督の遺作

監督ロジャー・ミッシェルノッティングヒルの恋人など、ロマンスやコメディが上手い監督です。今作は遺作となりましたが、ロジャー・ミッシェル監督の良さが全面に出ている作品だと思います。

 


www.youtube.com

監督    ロジャー・ミッシェル

時間    95分

国     イギリス

出演    ジム・ブロードベント

      ヘレン・ミレンなど