映画 パリタクシー 感想
生活に多くの問題を抱えた中年ドライバーが、おばあちゃんを老人ホームへ送るという話。感動の話。是非見てもらいたいなと思う作品です。ネタバレもちょっとあります。
Amazonで観ました。(おばあちゃん子号泣の一品)
とりあえずポイント3つ
①ストーリーの素晴らしさ
物語はただお客さんを目的地まで運ぶだけです。その中で話は展開していきます。筆者は最初はこの映画面白いのかな?という疑問を持って見ていました。
しかし、おばあちゃんが過去の話を話だしてから、物語はガラッと変わります。DVや刑務所に入った話など、つらい話や、初恋の話など素敵な話もあり、おばあちゃんの過去の話に興味をそそられます。
もうおばあちゃんの人格や話し方も素晴らしく、おばあちゃんのファンになります。
➁マダム・マドレーヌ役のリール・ルノーの演技
①とかぶりますが、おばあちゃん役のリール・ルノーの演技が素晴らしい。フランス映画に詳しくないので、リール・ルノーは知らなかったですが、有名な役者さんらしいです。人の好さが演技から漏れ出る感じです。(あんまり似ている俳優思いつかない)
さらに運転手のシャルル役のダニー・ブーンの演技も運転手の気持ちが徐々に出ているところがうまくできていました。(シャルルが観客と似た視点になる感じがした)
➂景色綺麗
パリの街を一日中回る中、話が続いていきます。そのなかで景色が観客を魅了していく。さらに心地よい音楽も流れます。(映画館で観たかったなー)
やはり一番のところはおばあちゃんと運転手が仲良くなっていくところでしょうか。初めてあった一日だけの時間ですが、二人にとってはかけがえのない時間のように感じられました。こころ温まる作品です。
2022年制作
制作国 フランス
時間 91分
監督 クリスチャン・カリオン
出演 リール・ルノー
ダニー・ブーンなど